2024年3月26日付公明新聞より転載
公明党の「皇室典範改正検討委員会」(委員長=北側一雄副代表)は26日、衆院第2議員会館で会合を開き、皇族数の確保などを示した政府有識者会議の報告書に対する党の考え方について議論し、今後の対応を北側委員長に一任した。
会合で北側委員長が提示した意見書の素案では、将来、安定的な皇位継承のあり方に関する検討にあたっても「まずは、皇族数の確保を急がれる課題」と指摘。その方策として、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を維持することについて「制度化を検討すべき」としたほか、少子化の進展などを踏まえ「皇族が養子を迎えることを可能とすべきと考えられる」などと言及した。会合後、北側委員長は記者団に対し、意見書について、会合で出た意見を踏まえて修正し、来週にも衆参両院の議長に提出する考えを示した。