公明新聞　2022年03月03日付より転載

重大サイバー攻撃に対処
国重氏が質問　警察法改正案を可決
　衆院内閣委員会は2日、重大なサイバー攻撃などを捜査する専門部隊「サイバー特別捜査隊」を警察庁に新設することなどを盛り込んだ警察法改正案を自民、公明の与党両党などの賛成多数で可決した。
　採決に先立つ質疑で公明党の国重徹氏は「サイバー対策強化のためには専門人材の採用や育成、効率的な活用が必須だ」と強調。その上で、重大サイバー事案の捜査に関する国際協力を強化するよう訴えた。警察庁側は、国際協力について「多角的な取り組みで連携を強化したい」と答えた。採決に当たり同委は、国民の生命や財産などを守るための万全の対策や、国民への適切な情報提供に取り組むといった内容を盛り込んだ付帯決議も議決した。