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未婚の若者へ支援充実を! 国会質問した国重青年委員長に聞く

2024年3月5日付公明新聞より転載公明党は今国会で、さまざまな政策課題について論戦を繰り広げる中、若者支援の充実も訴えています。国重徹青年委員長(衆院議員)は2月14日の衆院予算委員会で、未婚の若者支援などを取り上げました。その背景や意義などを聞きました。

若い世代の“生の声”を反映

――予算委員会で若者支援を取り上げた背景は。

国重徹・青年委員長 予算委員会には、閣僚だけでなく首相も出席します。テレビ中継付きともなれば、国民の注目も集まります。

だからこそ、「公明党が日本の本質的な課題、若者の将来をどのように考えているのか」をしっかり訴え、岸田文雄首相や閣僚の意識変革を促すとともに、その熱量を国民に届けていく機会にしようと決意し、“真剣勝負”で質問に臨みました。

その上で、内政における最大の課題は少子化、それに伴う人口減少です。この影響は若者世代のみならず全世代に波及します。そして、少子化の根本的な原因は未婚化・晩婚化にあります。

しかし、公明党の強力な後押しで進んでいる子育て支援策に比べ、未婚の若者に対する支援は弱いです。ここを強化しないと、持続可能な社会をつくることはできません。そこで、国会質問では、若い人たち、とりわけ未婚の若者支援を取り上げました。

――若者らの“生の声”を聴いてきたそうですね。

国重 はい。日頃の政治活動を通じて多くの若者と接する中で、特に未婚の方から「今の収入だと結婚なんか考えられない」「出会いの場をもっと、つくってほしい」という声を聴いてきました。

また、街頭で若者支援を訴えていると、年配のご婦人が近寄ってきて、「自分の息子たちも結婚していない。あなたの言う通り、結婚を望む人が、結婚できる環境をつくってほしい」とお願いされました。結婚支援は当事者だけでなく、彼らの親など幅広い世代の人に関係する、大切な取り組みだと再認識しました。

――ほかには。

国重 「住居にかかる出費の負担が大きく、支援してほしい」といった住まいに関する要望も多いです。若い世代の女性からは、「勤務先の子育て中の女性が仕事や家事、育児の両立に苦労している姿を見て、結婚にちゅうちょしてしまう」といった声も寄せられました。こうした意見や要望を質問の中で取り入れました。

質問する国重氏(左端)=2月14日 衆院予算委

――質問する上で意識した点はありますか。

国重 限られた時間の中で、若者のリアルな声や思いを岸田首相や国民にどう伝え、少子化の本質的な要因、支援の重要性をいかに共有するか、こういった点には特に心を砕きました。その点、岸田首相からは「子ども、若者の視点に立った支援を政府としても拡充していきたい」など、一定の答弁を得られました。これを新たな施策につなげていきたいと考えています。

所得向上や住居費負担軽減、男女の出会いの場も必要

――質問で訴えた内容は。

国重 具体的には、未婚の若者の所得向上に向けた取り組みとともに、「住宅支援など、思い切った、若者のニーズに沿った、より強力な支援策を検討してもらいたい」と強く迫りました。このほか、結婚支援で男女の出会いの場のさらなる創出や、男性の育児休業取得率の向上、そのための企業や支え手となる従業員への支援なども訴えました。

SNSなどで反響多く

――国会質問を見てくれた人からは、どういった反響がありましたか。

国重 ありがたいことに、地域を一軒、一軒回る中で、またSNSなどを通じて多くの反響が寄せられました。先日は駅頭で通りすがりの方から、「未婚の若者支援は、すごく大事だと思う。ぜひ、頑張ってください」とエールを送っていただきました。そうした声にしっかりと応えていきたいと思います。

――今後の決意をお願いします。

国重 公明党青年委員会はこれまでも、「ユーストークミーティング」や「ボイス・アクション」などを通じて、若者の声を聴き、政策に生かしてきました。今後はそれらを進化させ、日本社会やわが街の未来について、深掘りして議論する「ユースディスカッション(仮)」を実施する予定です。そして、政治家だけが政策を考えて実行していく従来の政治を脱却し、若い皆さんと一緒に政策を作っていく、そうした新しい時代を築いてまいります。

 
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