2024年7月9日付公明新聞より
今月、ユースディスカッション実施
議論深掘り、政治参画進める
テーマは「結婚支援の必要性とあり方」
国重徹委員長(衆院議員)に聞く
事前に解説動画、情報を共有
――具体的にどのように進めますか。
まず事前にテーマを決め、解説動画などを通じて基本的な知識を共有した上で、参加者にはディスカッションに臨んでもらいます。
今回のテーマは「公的な結婚支援の必要性とそのあり方」です。既に事前アンケートや解説動画を配信しており、今月中旬にもオンラインでディスカッションを行う予定です。
あらかじめ情報を共有しておくことで、自身の意見をまとめる時間も生まれ、活発な議論が期待できます。ディスカッション後にもアンケートなどを実施することで、より丁寧にフォローアップしていきます。
――「結婚支援」をテーマにした理由は。
公明党の強力な推進で、児童手当や育児休業制度の拡充など、子ども・子育て支援に関する施策は大きく拡充されてきました。
一方で日本は現在、「未婚率」が増加しています。あくまで結婚は個人の自由な選択ですが、結婚したくても結婚できない「不本意未婚」は若年層で約4割に上るとの指摘もあります。そして、この未婚化が少子化の根本的な要因です。
そうであるなら、結婚を希望するのにできない理由は何か。個々の価値観に照らし、将来の選択肢を増やすためにも公的な支援が必要かどうか。必要であれば、それを整えるのが「政治の役割」です。その点を率直に議論するため、このテーマを選びました。
――今後の展望は。
公明党は若者の声をどの党よりも一番聴き、政策としてカタチにできる政党です。
実際、幼児教育の無償化をはじめ、携帯電話料金の引き下げ、不妊治療の保険適用拡大といった負担軽減など、若者の声から実現した政策は数多くあります。今後もさらに若者の率直な声に真摯に耳を傾け、それを基に社会を変革していく。その先頭に青年委員会が立つ決意です。