2023年8月10日付公明新聞より転載
公明党内閣部会(部会長=国重徹衆院議員)は9日、国会内で松野博一官房長官に対し、2024年度予算の概算要求への重点政策を提言した。
国重氏らは、地域を回る中で物価高への不安な声が多いとして「将来の備えに万全を期すための予算確保を」と主張。24年度から3年間で集中的に取り組む少子化対策の「加速化プラン」についても、初年度の予算の確実な確保を求めた。
女性活躍の推進では、男女間の賃金格差是正に向けた支援策の拡充を要望。女性のデジタル人材を育成するための取り組み強化も求めた。
障がい者施策の充実に向けては、国や自治体から届く公的な通知文書などへの「音声コード」の普及を要請。25年に東京を中心に開催される聴覚障がい者の国際スポーツ大会「デフリンピック」への支援強化や、海外選手との交流事業を提案した。
松野官房長官は「各大臣に伝え、多くを実行していきたい」と答えた。