淀川区医師会看護専門学校の卒業式に参加しました。
淀川区医師会看護専門学校の卒業式に参加。
近代看護の母・ナイチンゲール。クリミア戦争勃発後、兵舎病院に総婦長として赴任した彼女は、劣悪な環境のなか、全身全霊で看護にあたります。
ある医師曰く、
「いかなる病気であれ、重症の患者に女史が気付かないということはまず絶対になかった。
時には、おそらくわずか1時間ほど前に入院したばかりの患者のベッドの傍に、もう彼女の姿が見られた。
驚くべきことに、こんな患者が病院に到着したことを誰も知らぬうちに、彼女はすでに気付いているのであった」
ナイチンゲール曰く、
「厄介ばかり掛けつづけていた、怒りっぽい不平たらたらの患者が亡くなったといって、エプロンで顔を覆って胸もつぶれんばかりに泣き崩れる、見栄えのしない看護婦(看護師)は、まさに天使です」
「価値ある事業は、ささやかな、人知れぬ出発、地道な労苦、向上を目指す無言の、地道な苦闘といった風土のうちで、真に発展し、開花する」
「私たちにどうしても欠くことのできないひとつのもの。それは、すべてのものの根底に不撓の原理をもつことです」
ロングフェローがナイチンゲールに捧げた一詩。
「見よ、悲惨のきわみのとき
ランプを手に歩む女性の姿あり。
薄暗がりの中を病室から病室へと
静かにゆっくりと彼女は進む。
さながら至福の夢の影のように
おもむろに過ぎ行くその姿。
声を忍んで苦しみに耐えている患者は
暗い壁に落ちるその影に
せめてもとくちづけするのだった」
卒業生の皆さんのご活躍を心より祈念するとともに、追い風を送れるよう、私もより一層国政に邁進していきます。