【国重とおる手記】
総務省、チリ国家テレビ委員会及びチリ運輸通信省が共催した
「地上デジタル放送に関する国際セミナー」に出席。
参加者の皆さんに少しでも喜んで頂けることはないかと考え、
前日の夜、急遽、挨拶前半をスペイン語でやることを決意。
鬼の超短期集中特訓で、オチもつけて笑いと喝采を頂きました。
チリは2009年に地デジの日本方式を採用後、
2010年に日本との間で、地デジ放送実施のための協力覚書を締結。
2015年にはICT共同声明に署名し、
現在は、地デジを核としたICT分野全般の幅広い協力関係が進んでいるところです。
地デジ日本方式には、高精細な番組コンテンツを複数同時に送信できるだけではく、
緊急警報放送(EWBS)やデータ放送、モバイル受信が可能となるなど、
従来のアナログ放送にはない大きな特徴があります。
今回のセミナーでは、総務省に加え、
日本の企業や団体の参加者が、地デジに関する講演や展示も実施。
その中で、日本の地デジ移行の経験や知見、
EWBSの活用をはじめとする地デジの持つ幅広い可能性、
さらには日本の魅力的なコンテンツについて紹介をしました。
本セミナーが、チリにおける地デジ移行の本格化に向けて貢献できるものとなれば幸いです。