公明党ヘイトスピーチ問題対策PTの第1回会合を開催しました。
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(国重とおるフェイスブックより)
「おい!そこの●●●●!!」
記憶が定かでないが、小学校2、3年の頃だったと思う。
私が育った大阪市生野区にある某駅前の自転車置き場。
自分の自転車を取ろうとしていたとき、突然後ろから怒鳴り声が聞こえた。
振り返ると、小学校高学年か中学生4、5人が私を囲んできた。
小学校時代、私は背の順でだいたい前から1番目か2番目。体格が違う、多勢に無勢。
その状況で、彼らは私を威嚇するように睨みつけてきたり、薄笑いの表情を浮かべていた。
今にも殴りかかりそうな勢いで、またも、
「お前、●●●●やろぉ!!」
言ってる意味がわからなかった。
おそらく電車通学していた私の制服が周辺で見かけないものだったので
在日の方と勘違いしたと思われるが、当時の私はその言葉の意味さえわからなかった。
これから何をされるのか、怖かった。
「●●●●って・・・意味わからへん」
「なんやお前、●●●●ちゃうんか!どこの学校や!」
「○○小学校」
ふざけたような顔で「●●●●ちゃうんか、ごみーん・・・・・」。
ジェスチャー付の早口言葉で何か謝っているようなことを言われ、私は攻撃のターゲットから外れた。
彼らに背中を向けて自転車を取りながら、彼らの一連の態度に嫌なものを感じ、
「ホンマ、わけわからんわ」などと呟いていた。
その後、私は後ろから蹴飛ばされ、自転車に激突。
あれから約30年。
日本人とか在日の人とか関係なく(意識することもなく)、
生野の皆さんにどれだけお世話になったか。励まされたか。
今日、私が事務局長を務める「ヘイトスピーチ問題対策PT」(座長:遠山衆院議員)の
キックオフの会議を開催。
ヘイトスピーチの現状及び対応等について、外務省、法務省、警察庁からヒアリングし、
質疑応答、意見交換。
様々な論点はあるものの、まずはヘイトスピーチの被害の実態を、当事者の苦しみを
私自身がどこまで感じとることができるか。頑張ります。